検査値

検査の進め方

検査の進め方

健康診断では検査項目と実施順序はおおむね決まっていますが、一般外来受診の場合は、医師の診察を受けてから検査項目・検査の順序が決まります。

診察は問診(患者の訴え、現病歴、既往歴、家族歴、生活状況等)、視診(顔色、体格、目、口等)、触診、打診、聴診などが行われます。
 診察の結果に基づいて、検査が行われます。検査には患者から採取した検体を分析する検体検査(尿、血液、組織片等)と、患者の体を直接調べる生体検査(血圧、心電図、X線、内視鏡、超音波、身長、体重等)があります。


検査の基準値とは

検査値の基準

検査項目に記載されている「基準値」とは、不特定多数のごく一般的な「健康な人(健常人)」の測定値から上限・下限をそれぞれ2.5%ずつ除いた「95%の範囲」の値です。得られた検査データが正常かどうかは、これを目安に診断されますが、健康な人でも異常値を示す場合がある(5%)ということです。
 ところで、ここでの「健康な人」とは、どのような人を指すのでしょう? 厳密なことを言い出すと、健康人はいなくなってしまいます。検査値は、男と女、年齢、食事や運動などによって影響されることがあります。
よって、基準値は「基準域値」、あるいは「参考域値」「参考値」ということになります。


異常値のときは

たった1度の検査で異常値が出たからといって、「異常値=病気」と思いこむのは早過ぎます。個人差・生理的変動(時刻、季節、食事、運動等)があるからです。2度、3度と経時的に検査を重ねて、個人の正常値(正常範囲)を知ることが重要です。
 逆に、正常値は疾病がないと保証しているわけではありません。検査結果について疑問があれば、ご相談して下さい。

検査


尿検査について

腎臓をはじめ、体のどこかに異常があると不用なものが排泄されなかったり、排泄されてはならないものが尿に混ざったりします。体の異常を探るために尿の中の成分や性質・量などを調べるのが、尿検査です。

○採尿について

排尿途中の尿、「中間尿」を採るようにします。外陰部を清拭したあと排尿し、最初の1/3は捨て、中間の1/3を容器に直接採取し、終わりの1/3も捨てます。
 尿検査に用いる尿は、早朝起床時の「早朝尿」にします(よく濃縮されていて、沈渣成分も多いため)。外来受診時に採る尿は「随時尿」と言います。

○尿検査項目

尿潜血反応

試験紙で陽性の場合は、尿中に血液が混入している可能性があります。集団検診では10%程度の陽性が出ます。尿潜血反応が陽性の場合は、さらに尿沈渣で確認する必要があります。血尿を見る病気は腎臓病のほか、尿路、全身性疾患があります。

尿沈渣

顕微鏡で尿中にある有形成分の赤血球・白血球などを確認します。

尿蛋白

腎臓の機能が正常なら、尿に蛋白が出るとしてもほんのわずかです。しかし、腎臓や尿管などに障害があると多量の蛋白がもれて、蛋白尿となります。生理的蛋白尿といって、運動後、精神的ストレス、入浴後、発熱時などに一過性に蛋白尿が見られることもあります。日内変動もあるため、24時間尿をためて(蓄尿)、1日の蛋白排泄量を調べることもあります。

尿糖

生命活動のエネルギー源であるブドウ糖は、血液中に一定量含まれています(血糖)が、健常人では尿中のブドウ糖はごくわずか(1日に40〜85mg程度)です。血糖値が一定限度を超えると多量の糖が尿中にもれ出てきます。 尿糖検査は、糖尿病を診断する第一歩となります。

※上記の他にも以下の尿検査項目があります。
◆尿外観(色調・混濁)     ◆尿量(尿量:乏尿・多尿・無尿)   ◆尿比重
◆尿pH   ◆尿ビリルビン   ◆尿ウロビリノーゲン         ◆尿妊娠反応


血液検査について

血液は、心臓のポンプ作用によって全身に酸素や栄養分を運び、炭酸ガスや老廃物を運び出しています。血液は常に全身の臓器や組織の健康状態を反映しているので、体のどこかに異常があると血液の成分にその影響が現れます。
血液検査は、全身の健康状態を知るための基本となる検査です。

○採血について

・早朝空腹時の採血が原則です。食事を摂ると血糖、中性脂肪などの値に影響が出ます。


・運動やストレスは、赤血球や白血球を増加させるので、検査の前日・当日は安静にしたほうが、正確な測定値が得られます。


・その他、服用している薬剤も検査値に影響することがあるので注意します。

○主な血液検査項目

血液一般検査


基準値 異常を示す主な病気 解説
赤血球数(RBC) 男:427万〜570万個/μL
女:376万〜500万個/μL
貧血、多血症 これらの値は、それぞれ密接に関係しています。貧血の種類や原因を診断できます。一方、これらの値が高いときは、多血症が考えられます。
ヘモグロビン(血色素量・Hb) 男:13.5〜17.6g/dL
女:11.3〜15.2g/dL
ヘマトクリット値(Ht) 男:39.8〜51.8%
女:33.4〜44.9%
白血球数(WBC) 4,000〜8,000個/μL 感染症、炎症、再生不良性貧血、造血器腫瘍 白血球が増える原因のほとんどは、扁桃炎、肺炎、胃腸炎など細菌による感染症です。高い場合は、白血病や敗血症など危険な病気の可能性があります。
血小板数(PLT) 15万〜35万個/μL(静脈血) 血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、肝硬変 血小板は、血管が損傷して出血すると、その部分に付いて血栓となり、出血を止めます。血小板数が減少すると、出血しやすくなります(出血傾向)。


血液生化学検査 (肝臓・胆道・膵臓の機能検査)


基準値 異常を示す主な病気 解説
AST(GOT) 11〜40IU/L 肝臓病、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変・肝癌、脂肪肝、アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、心筋梗塞など AST・ALTは、臓器の細胞にある酵素で、ASTは心臓・肝臓に、ALTは肝臓に多く含まれます。臓器や組織が損傷すると、血液中のAST・ALTが増加します。
ALT(GPT) 6〜43IU/L
γ-GTP 男:10〜50IU/L
女:9〜32 IU/L
γ-GTPは、アルコールや薬剤などが肝細胞を破壊したときに血液中に出ます。アルコールに敏感に反応するため、アルコール性肝臓障害の指標となります。
アルカリホスファターゼ(ALP) 80〜260IU/L 年齢、性差、血液型などの要因で生理的な変動が見られます。肝・胆道の病気では、AST・ALTとともに上昇します。肝臓病以外の骨疾患などでも高値を示します。

詳細 >> 肝臓(肝機能)について


血液生化学検査 (脂質代謝の検査)


基準値 異常を示す主な病気 解説
総コレステロール(TC) 130〜220mg/dL 高脂血症、動脈硬化、家族性高コレステロール血症 高脂血症を調べる指標となります。高脂血症そのものは何ら症状を見ませんが、総コレステロール増加は動脈硬化を引き起し、促進させる重要な要因のため、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の危険因子とされています。
HDLコレステロール(HDLcho) 40〜65mg/dL 動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症 HDLコレステロールの測定は、病気を診断するためでなく、動脈硬化性の病気の危険因子の有無を調べるために実施します。40mg/dL以下の低値では、心筋梗塞や脳血栓症、高脂血症などの病気に注意が必要です。
トリグリセリド、中性脂肪(TG) 50〜150mg/dL 動脈硬化、肥満、糖尿病、アルコール性肝障害 コレステロールと同様、動脈硬化性疾患の危険因子。高値の大多数は肥満や食べ過ぎ、運動不足、飲酒によるもので、心筋梗塞や脳血管障害などの原因になります。

詳細 >> 中性脂肪が気になる方へ


血液生化学検査 (糖代謝の検査)


基準値 異常を示す主な病気 解説
グルコース(血糖,ブドウ糖) 空腹時血漿血糖70〜110mg/dL 糖尿病 ブドウ糖は血液中に一定濃度に保たれていますが、糖尿病になるとインスリンが不足し、血糖値が上がります。血糖値は食事の影響を受け、食前(空腹時)と食後でかなり異なります。


血液生化学検査 (腎機能の検査)


基準値 異常を示す主な病気 解説
尿素窒素(BUN) 9〜21mg/dL 腎不全 腎機能を調べるための有力な指標のひとつ。生理的変動幅が大きいので注意が必要です。BUN値の上昇を認める腎臓病は、かなり進行した状態にあると言われます。
尿酸(UA) 男:3.0〜7.2mg/dL
女:2.1〜6.0mg/dL
痛風、腎機能障害 腎機能を調べる際の指標のひとつであるとともに、痛風(高尿酸血症)の指標でもあります。
血清クレアチニン(Cr) 男:0.6〜1.2mg/dL
女:0.4〜0.9mg/dL
腎臓病 クレアチニンの産生量は、ほぼ一定で、筋肉量に比例しています。血中のクレアチニンは、腎糸球体でろ過された後、尿中に排泄されます。腎機能障害を知る指標として重要です



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